「やばい、このままじゃ食べていけない」
この不安と焦りはいつも私たちの胸にありました。
ちあき「人とうまく話せない…!」
ちひろ「週5日も動けない…!」
ASDのコミュニケーション難の特性が強いちあきと、ADHDと切り替え難、それによる2次障害でほとんど臥せっているちひろ。
このままだと働けない…!食べていけない…!
就職に絶望しか感じれなかった私たちは、長いこと考えました。
そして「ツインアスピーズ」結成にいたりました。私たちのパフォーマンスをあたたかく、歓声をあげながら観てくれた身近な人たちには感謝でいっぱいです。
障害者だから、定型発達の人と同じことができない…だからって劣ってるわけではないと思っています。
できないことを気にして足並みをそろえようと考えるのではなくて、できることに注目して、そこを伸ばして、その能力を発揮していけばいいんだと思います。
理想論だという方もいらっしゃるかもしれません。ですが、わたしたちはそれしかできないんです。得意じゃないことを伸ばそうと躍起になっても、同じだけ努力したら得意なことの方が伸びがいいです。
これはだれにでも当てはまることだと思います。そして、私たち障害者はこれが顕著です。少なくとも私たち2人はそうでした。